一体、僕達は何処に向かっているのだろうか?

考えても仕方のないこと、答えのないことなどを、それでも考えて綴ってみようかと。

会計は時代とともに

企業会計に携わって来た身として少し興味を持って手に取った本ではあるが、固い内容を想像していた先入観は見事に裏切られた。
歴史上のさまざまな人物エピソードを交えて、特に政治家や起業家は元より画家、ミュージシャン達の話から会計の発展を語る内容は非常に楽しく読めた。
チョットした豆知識も満載。備忘のために一部を引用しておく。
・簿記と銀行はイタリアで産まれた。
・BANCO(銀行)は元は客と金のやり取りをする「机」の意味。
・「利息」はもとは「ウズーラ」、「INTEREST」は「失われたチャンスの補償」の意味であった。
・ジャガイモは16世紀にインカ帝国を滅ぼしたスペインによってヨーロッパへ運ばれ、現地語「PAPA」が「Poteto」となった。
・「八重洲」の地名は、ヤン・ヨーステン(耶揚子)の住んだ地域から命名された。
・「Audit」はラテン語「Audir」(聞く)から。
・フレンチフライはフランス名産にあらず、ベルギー産。アメリカ人がフランスの食べ物と誤解。
ハイボールの名前の由来はボール型の信号機の出発進行の合図から。
・「Taste of Honey」はビートルズのポールのお父さんが好きな曲だが、ジョンレノンは気に入らず「Waste of Honey」と揶揄した。


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どう生きるか?

 コペル君が学校生活の中で経験する友達との関係や社会との関わりあいの中で、疑問や失敗や間違いを通じて、人間とはどう生きるのが正しいのか、何が一番大切なのかを考え、成長する姿を描いた作品。

 昔から読み続けられる有名な作品だが、これまで読む機会がなく今回初めて手に取った。

 コペル君が伯父さんのノートを通じて、いろいろなことを教えてもらったり、考えさせられたりという形式をとっている。古い作品だけに、今の感覚と少し合わないかと思われる箇所もあるが、根本に置かれている人として正しい生き方や行動のあり方は普遍的なものだ。 タイトルの雰囲気とは異なり、大変読みやすいのは若き児童や学生を意識したものかも知れない。

 ちなみに今回読む気になったのは、本作品と同名のジブリ映画作品を見たのが契機だが、映画の内容は全く関係ないことが良く分かった。


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広島カープ 頑張れ、新井さん


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カープが強い。いや戦力的には強い訳ではないが、チーム全体でなんとか勝つという戦い方を続けている。
昨日は流石に10連勝で途切れて阪神に敗れて首位を明け渡したが、それでもここまでの戦い方は、シーズン前の評論家予想を見事に跳ね返した戦績である。
新井監督のチーム作りの賜物ではないかと考えている。とにかくチームのムードが良い。ベンチでの監督はまるで選手と一体化、共に喜び、常に労う。決して失敗した選手を責めるような発言はしない。辛抱しながら選手を公平に使う。初めはこの選手起用には少々抵抗を覚え、いつまで結果の出ない選手を使い続けるんだと思っていたが、そういった選手達が最後には活躍するシーンを何度か見せられたのだから納得せざる得ない。
このまま首位争いを続けていくのかどうかは分からないが(もちろんそうあって欲しいが)、新井さんを信じて応援していくことにしようと心に決めた。

ドラマ ファーストペンギン!

日本の漁業を未来あるものに変えて行こうと孤軍奮闘する姿に心打たれる。
漁業組合や行政や、資本家などなど、様々な障害を乗り越えながら、最後まで自分が正しいと思う道を進んで行こうとする主人公のバイタリティーと、それに答えようとする仲間達、応援してくれる人達、見ていて感動する。

奈緒ちゃんの演技もいいし、漁師仲間達が個性豊かなのも見ていて楽しい。


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ファーストペンギン!(2022 · NTV) https://pedia.watcha.com/ja-JP/contents/tEQkyd9

 

昔のレコードで懐かしい記憶が甦った。


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最近、CDレンタルの店舗閉鎖や縮小が顕著だ。サブスクやネットダウンロードの利用に慣れないため、これまで昔のアルバムをレンタル店で借りていた身としては困った状況になってきた。それならば、ということで、昔のレコードを聴くことを考えた。何やら音質面からレコードは復権しているようでもあり、この際ということで、今さらながらではあるがレコードプレーヤーを購入。購入前は、さてどうやって音を鳴らせばいいか(フォノイコライザの有無があるとか初めて知った)、デジタル化出来るだろうか、等々不安も結構あったが、レコードを乗せて針を落とすと、、、感動!

レコードってこんなに音質良かったんですね。どんな音質レベルでも昔買ったレコードが聴ければ儲けものとの思いもあったので、いい意味で大きく期待を裏切られました。

それに、大きな円盤を大事にセットして、針を落としたり、そして途中で裏返したり、といった、「さあ、聴くぞ」といったこのスタイルがいい。CD等には無い味がある。

ちなみに、写真のようにレコードプレーヤー を昔のミュージックコンポ(SONY NET JUKE  NAS-D55HD)のオーディオ・イン端子に繋いでいます。コンポ側で録音も可能で、曲名やアルバム名もNETから拾ってくれます。一応デジタル化もしときたいので便利。このコンポは昔、息子に買ったものだが、今頃こんなに活躍してくれるとは!

レコードプレーヤーはaudio-technicaのAT-LP60XBT。このプレーヤーはBluetooth wifi ヘッドフォンでもダイレクトにも聴けます。この音にも感動します。

学生時代に買ったLPアルバムを聴くと、懐かしく昔を思い出します。都会の独り暮らしが寂しかった頃だな、とか失恋で落ち込んでたな、とか。こんなLP持ってたんだ、ってのもありますが、昔の自分に少し向き合える時間です。

レコードプレーヤー買って良かったな~。

 

                      

 

カープのお話

子供の頃から生粋の広島カープファンである。広島に生まれたら、それが当たり前と思ってきたし、その後大学進学や仕事で広島を離れても、それは変わることはなかった。

カープが試合で勝つと気分が良いし、負ければ気持ちが晴れない位、徹底したファンである。1975年のリーグ初優勝の時は、学校をあげて盛り上がったものである。そして最近の2016年~2018年の3連覇は新たなファンも獲得し、カープファンを大いに沸かせ、楽しみと感動を与えてくれた。

ところが、この3年間、佐々岡監督になってからのカープの暗澹たる状況は暗黒時代と言っても過言ではない。戦績が悪いだけではない。試合が全く面白くないのだ。機動力もない、小技出来ない、繋ぐ意識がない、
活気がない、これまでのカープのチームカラーの殆どが失われてしまった。一体こんなチームに誰がした、と憤るばかりである。監督、コーチによってこんなに変わるということを改めて思い知らされた。緒方前監督にも首を傾げるような采配も無くはなかったが、佐々岡監督の場合は全く話にならない。全く将としての才能が無く、勝負感もゼロ。野球を知っているのかと疑いたくなるレベルだ。監督を3年も続けさせたオーナーの責任は重い。

さて、来年からの新井新体制に大いに期待したいものだ。


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大変オーソドックスなリーダー論

3百年の長期政権を築いた中国・唐王朝の二代目皇帝の太宗と名家臣たちとの言行録。企業経営トップにも人気の書であるらしいが、内容は特別な何かがある訳ではなく極めてオーソドックスに思える。というか、だからこそ現代のリーダーへの指南書としての価値を失わないのかも知れない。
構成は各単元ごとに原文、翻訳、解説があり、コンパクトで大変読みやすい。
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