一体、僕達は何処に向かっているのだろうか?

考えても仕方のないこと、答えのないことなどを、それでも考えて綴ってみようかと。

どう生きるか?

 コペル君が学校生活の中で経験する友達との関係や社会との関わりあいの中で、疑問や失敗や間違いを通じて、人間とはどう生きるのが正しいのか、何が一番大切なのかを考え、成長する姿を描いた作品。

 昔から読み続けられる有名な作品だが、これまで読む機会がなく今回初めて手に取った。

 コペル君が伯父さんのノートを通じて、いろいろなことを教えてもらったり、考えさせられたりという形式をとっている。古い作品だけに、今の感覚と少し合わないかと思われる箇所もあるが、根本に置かれている人として正しい生き方や行動のあり方は普遍的なものだ。 タイトルの雰囲気とは異なり、大変読みやすいのは若き児童や学生を意識したものかも知れない。

 ちなみに今回読む気になったのは、本作品と同名のジブリ映画作品を見たのが契機だが、映画の内容は全く関係ないことが良く分かった。


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