元来淋しがりやだ。
東京の大学に進学して、親元を離れての始めての一人暮らしの時も、会社に入って結婚後の単身赴任時も、時々堪らなく淋しくてどうしようもなくなる時があった。
これからもっと歳を取り、万が一妻に先立たれるようなことが起こったら、一体どうなってしまうのだろう、と不安に思ったりもする。(絶対に妻より先にあの世に行くことにしているが)
ただ、元来人は一人の生き物である。ひとりで生きることを恐れてはいけないのかも知れない。
伊集院静の「ひとりで生きる」を読む。
少し違った観点での「ひとりで生きる」だが、人は決してひとりではない、凛として生きよ、の後押しは貰ったような気はする。